2006年度(平成18年)事業のまとめ
○今年度は、地区社協の活動が住民の皆さまに、少しでも身近に感じていただけるように留意するとともに、運営面でも責任体制を明確にし、実態に即した効率的な活動が出来るよう配慮しました。
・三世代交流会の実施主体の変更や支援事業部の設置など、組織運営上の見直しを若干行いました。
・各種の行事が地区社協の活動である事を理解していただけるよう、のぼり旗を作成し会場に掲示するとともに福祉委員は名札を着けることとしました。
・地区社協活動を支える福祉委員がお互いに信頼と協調が図れるよう、福祉委員会の開催方法を見直し、対話を重視した議事進行や着席になるよう配慮しました。
・ふれあい福祉バザーは15周年でもあり、友野さんの協力により振る舞い餅を実施し、参加者に大変喜ばれました。
○地域の福祉施設が充実されてきましたが、事業の展開のみならず活動の拠点としての利用も理解が得られ、地元企業、各施設との協調体制が整ってきました。
○日常生活について支援を求める声が増えてきましたが、地区社協としての対応体制が未整備であり、今後の課題として検討を深めていく必要があります。
○コミュニケーションを図る活動には前進が見られましたが、さらにたまり場的な人の触れあう場所の拡大に対する要望も多く出されました。
○その他事業部毎に福祉委員の参加がアンバランスになりがちですが、計画を全体に知らせ所属する事業部以外にも、参加できるような配慮が必要だと思います。
○具体的なブロック別、事業部別活動についてのまとめは次の通りです。
第1ブロック
ブロック長 則武 広行
平成18年度の第1ブロック事業としては、『住民福祉懇談会』に始まり『敬老の集い』、小竹小学校との交流事業『ふれあい給食会』『お正月遊び交流会』を実施いたしました。3月には『みんなで考えよう地域の安全と福祉』として「ボランティアをしたいけど……」「私が体験したヒヤリ!ドッキリ!あなたも!」をテーマに身近で出来ること、身近な危険を話し合い、住民の方々と福祉委員とで何が出来るのかを話し合いながら、我々が出来ることを探っていき、19年度の事業活動に繋げて、住民に皆さん、各自治会、子ども会の組織と共に実施出来ればいいと考えています。
第2ブロック
ブロック長 石毛 寛
先ずブロック会議への出席率が良く、これは公私に多忙な人が多い中でも地域福祉への参画意識の高さがあったのだと思います。
メインの活動となる、「敬老の集い」「住民福祉懇談会」「ふれあい昼食会」(3月実施予定)も、例年通りの運営であるが概ね満足して頂ける内容で出来たと思います。今後の方向としては、小学校区が2つに別れている地域事情をうまく利用する事や「ふれあい昼食会」は更に小区域での開催や対象者の拡大等の検討の必要性も感じられました。
次年度以降の課題として、従来活動を拡大する外に新しい要望(活動の多様性、担い手の継承等)への対応が求められている事も痛感しました。
第3ブロック
ブロック長 村上 茂夫
第3ブロックには志津ユーカリ苑・木の宮学園・さくら千手園・ユーカリ優都苑などの福祉施設が数多くあります。お年寄りをお招きして「春の昼食会」を皮切りに、「住民福祉懇談会」、「敬老の集い」、年間を通しての「青菅小学校の世代間交流事業」への協力等を実施してきました。「敬老の集い」では会場となる青菅小学校体育館入り口に段差解消のスロープ設置を設置していただくなど、小学校や地域の皆様から全面的なご協力をいただきました。また、青菅小学校の「餅つき」が12月に予定されていましたが、ノロ・ウィルスが流行し、残念ながら中止せざるを得ない結果になってしまいました。
今年の7月には、幼老統合施設「ユーカリ優都ぴあ」が当地区にオープンする予定であり、新たな施設を加えたブロックの事業を検討していきたいと考えています。
第4ブロック
ブロック長 村松 利雄
「敬老の集い」は運営面で若い人の参加を課題としてきましたが、PTAの協力をいただき将来的に社協を担う芽が育ってきました。また足の不自由な方には上座防犯パトロールのサポートが実施されるなど好評でしたが、宣伝が不十分であったとの反省もあります。
住民懇談会は、マンネリ化との批判もありますが、今後の地域福祉活動計画の具体化もあり必要性はさらに高いと思われます。100円喫茶は定着してきましたが、子連れの若い人たちの参加が課題であり、佐倉西高のボランティア参加は朗報でした。上座集会所での「正月飾り作り」は車椅子の方の参加もあり新しい試みとして、参加を増やす取り組みとしても有効でした。
交流事業部
事業部長 土谷 千穂
今年度は、「三世代交流会」と「お話しフェスティバル」を開催しました。どちらも大きなイベントでお手伝いの方を集めるのに大変苦労いたしました。三世代交流会は今年度で8回目を迎えましたが、まだまだ地域での知名度が低く、今回は初めて回覧で地域の方々に呼びかけを行いました。また、各老人会、100円喫茶、ふれあいサロン等にも個別に案内状を送り、より多くの方に参加していただこうと新しい企画でスタートしました。その結果、総勢166名の参加があり、和やかな雰囲気の中あっという間の2時間でした。しかし、まだまだ問題点も多く、来年以降の検討が不可欠です。
お話しフェスティバルは今回、12月に「クリスマス!お話しフェスティバル」と題し行いました。総勢286名の参加があり、楽しい時間を過ごして頂けたと思います。開催時期、お話しをして下さる方々の募集等、来年度に向けた課題があります。
今後、地域の方々が何を必要としているのかを考えながら、交流の場を提供していかなくてはならないと思います。
支援事業部
事業部長 田口 澄子
本年度より事業部として組織化されたことで現場の声が反映されるようになり、理事会との報告・相談・連絡がスムースになりました。さらに各ブロックに支援グループ長が配置されたことや、「いきいきサロン」「100円喫茶」計9会場のリーダー会議を開催したことにより、ボランティアを含め横の連携も充分とれるようになりました。また、「100円喫茶」の会場拡大、閉鎖していた会場の再オープンなど自治会の協力を得ながら推進してきました。
児童センター支援(田植え、芋苗植え、稲刈り、芋掘り、成木餅)障害者児支援(ユーカリまつり千手園生サポート、千手会フェスタ実行委員・当日手伝い)などを行いましたが、さらに活動の輪を広げていくとともに、福祉活動計画についてはどの部分を担っていけるか検討し、来年度以降の活動につなげていきたいと思います。
ボランティア事業部
事業部長 新倉 友子
子供体験ボランティアを地域のボランティア団体や企業の協力を得て実施し、清掃活動を通じて街の環境を大切にする意識の啓発と、ボランティア活動への参加の喜びを体験していただきました。地域の中で身近なところで、子供から大人まで何か少しでもお手伝いをしてみたい「自分に出来ることが何かあるのでは」と思ったときに、やってみたいをやってみたにしていけるような、気軽に参加できる体制をつくっていきたい。
さらに、福祉ニーズの担い手としてのボランティアに対する期待は、どのようなものがあるかなどについて研修を行いました。
先駆的事業部
事業部長 横井 勇
先駆的事業部は社会福祉協議会の事業目的の一つである、高齢者並びに障害者のための福祉活動の新しい分野を開拓すべく研究・開発を進めております。
今年度は6回の部会を開催し、「移動サービス」と「見守り制度」の実施に向け検討を重ねました。特に「移動サービス」については、改正道路運送法の実施(18年10月)もあり、市社協で実施中の「移動サービス」をユーカリが丘地区で利用しやすくする方法を検討中です。関係各機関と連携して出来るだけ早期に実現したいと考えております。今後も引き続きこの2つの課題に取り組んでいく予定です。
研修事業部
事業部長 氏原 強
個人活動では出来ない地域福祉のまちづくりを中心課題にして「地域住民による参画への関わり方」や「協力者づくりへの取り組み」に重点を置いた方針をたてました。
具体的には地域をもっと良くしたい願いからお互いに支え合うことが大切であり、単発的ではなくステップアップしていけるような研修にしていきたいと考えました。
実施には、市社協の支援で進めている「福祉活動計画」並びに佐倉市が中心になってまとめている「地域福祉計画」をテーマにした研修を行ってきました。
来年度はさらに発展させ、地域福祉を実践するために「福祉委員と市民との関わり方や仕組みづくり」また「自治会活動と地区社協の福祉活動による連携づくり」の一助になる研修事業を進めていきたいと思います。
広報事業部
事業部長 菅原 喜美恵
『ユーカリが丘地区社協の活動を少しでも地域の方にPRするにはどうすれば良いか?』と言う想いから、今年度は5回発行を決めて頑張ってきました。
紙面のレイアウトを工夫して、見やすく読んでもらえる広報誌を常に考えながら進めてきましたがどうだったでしょうか?取材して原稿を書いたり原稿や写真を依頼したり、また、出来上がった広報誌を各自治会や地域の学校・関係機関に配布する作業等いろいろと大変な面は多々ありますが、やりがいのある活動なので楽しんでいます。
ホームページに関してはまだまだ問題は山積みですが、納得がいくようなものを作っていこうと思っています。もし、ホームページ作りに興味のある方がいましたらご協力をお願いいたします。
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